読書

私の人生のバイブル”裸でも生きる”を読み返してみた

@lifeasobiです。

この冬休みに私の人生のバイブルの1つである山口絵里子さんの”裸でも生きる”を読み直してみました。

山口絵里子さんとは

株式会社マザーハウスの社長さん兼デザイナーさんです。

マザーハウスは”この地に希望の光を灯したい”というミッションのもと、

アジア貧困国の1つであるバングラデシュでバッグを作り、

made in Bangladeshのバッグを販売している会社です。

概要

山口さんの幼少期から物語は始まります。

山口さんは小学低学年の頃にいじめられていた時があったそうです。

学校に行けない時期があり、

それを乗り越えたことで不可能なことなんてないと思えたそうです。

これが1つの成功体験になり、

その後不良になってしまっても柔道と出会うことで柔道に打ち込み、

さらに慶應大学に合格し国際機関でインターンに働くまでになります。

そのインターンの時に

周りの職員が貧困国という現場にいったことがない現状、

職員の金銭感覚の違いに触れ、違和感を持つことで

山口さんは実際に貧困国に行ってみようと行動します。

その国がバングラデシュです。

さらに実際にバングラデシュの大学院にまで進学してしまいます。

さらに起業をし、マザーハウスを立ち上げます。

バッグ作りをするにあたり色々と裏切られます。

ですが挫けそうになりながらも1号店を東京にオープンさせるます。

そんな物語が綴られています。

お勧めポイント

読むたびに感動と勇気を私に与えてくれる本です。

貧困国に興味がある方や、

自分の殻を破り何か行動をしたいと考えてる人にお勧めの本です。

山口さんは人が思っている以上に毎日悩み、考え行動しています。

そんなことを感じさせる言葉がいくつもあります。

貧しさは生活のいたるところで人間を傷つける武器として現れた。その度に、どんなに変えたくても変えられない現実があるんだと思い知った。

たった一人の自分だけど、たった一人しかいない自分ができることをしよう。

物語を読んでいくと上記のような1つ1つの言葉が心に響きます。

読書感想文

私がこの本を手に取ったのは2010年の夏です。

本にも登場するマザーハウスの工場に見学に行く機会があったので手にしました。

私もマザーハウスのバッグをこれまでに2つ、財布を1つ所有してきてます。

最初は応援するつもりで購入していました。

ですが、2つ目からはデザインが気に入り購入するようになりました。

最近は指輪も購入しましたよ(うふふ)。

私が考える売れる物とは

2010年当時はだんだんと世の中が物に溢れ消費するだけの人の流れから、

徐々にその商品の裏にあるストーリーを感じで物やサービスを購入するように変わってきた時だと思っています。

最近はストーリーだけではもちろんダメで、

魅力的なデザインと品質があり

そこにストーリーを加わえることができる商品がより多くの人に手に取ってもらえると考えています。

ストーリーありき、デザインありきでは売れない時代です。

この本を読んでそんなことを思いました。

本の中にも下記のような言葉があります。

これは山口さんがデパートの担当者に言われた言葉です。

消費者にとって「バングラデシュ産」、「国際貢献」、「貧困撲滅」等々のコンセプトは関係ありません。

こんな時代はもう終わりました。

今は社会貢献をしたい、ストーリーを買いたいという人が多いです。

また、お客様からのメッセージを読み返し下記のことに気がつきます。

「国際協力をしたい」という内容が多く、バッグが欲しくて買ってくれるお客様は、本当にわずかだと気がついた。

きっと商品自体の魅力がないと1度買っただけで続かないでしょう。

元気になる言葉の数々

やはりこの本を読むと元気になります。

山口さんでも凄く悩み、挫折しています。

ただ違うのはやり続けていることです。

私も落ち込むことや気分が乗らないことがありますが自分の人生です。

前向きに歩き続けていきたいと思っています。

この言葉と共に。

”Keep walking”

 

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