"その時までサヨナラ"を読みました。
作家さんはリアル鬼ごっこの山田悠介さんです。
帯の最後は号泣という言葉につられて買ってしまいました。
概要
別居中の妻子が、旅行先で地震にあい妻だけが亡くなってしまいます。
仕事が忙しく編集者の父親はなかなか家に帰ることができません。
無事だった息子を仕事だけしてきた父親が育てることが出来るのか。
息子を義理の父母に預けるのか迷っている時、見知らぬ女性が家に押し掛けてきました。
この女性は何者で目的はなんなのか。
ラストに向け、この女性の目的が明らかになっていきますそして徐々に変化していく父親。
最後はまさかの展開で感動し、家族の絆、愛について考えさせられる本です。
お勧めポイント
私は涙もろいほうでしすが号泣はできませんでした。
ですが感動はできます。
また読みやすく、3時間もかからずに読了できるためサクッと感動したい時や現実逃避したい時にお勧めです。
そして深く考察しようと思うと、
家族の形や仕事に対する考え方についても考えることができます。
読後感はすっきりといった気分にはなれませんが、ほっこりできるのでほっこりしたい時にお勧めです。
読書感想
私が親になった時にどう思うのか。
私は親ではないためまだわからない気持ちです。
でも子供としての気持ちはわかります。
両親の愛についてあって当たり前だと思っていましたが、
親も葛藤があるんだということに気がつきました。
私が親になった時にどのような気持ちになるのかが楽しみと思わせてくれました。
また、自分の優先順位についても何を一番にするのか考えさせられます。
そう感じさせてくれる会話がありましたので載せておきます。
「愛情を持って接すれば、裕太くんはそれ以上の愛で応えてくれます。」
「他人は裏切っても、裕太くんは裏切りませんよ」
なんだかハッとさせられます。
この言葉はいつか親になる時に備えて胸にしまっておこうと思います。