カメラ 読書

脱初心者を目指したい。構図を勉強する為に”絵を見る技術”を読んだ。

こんにちは。@lifeasobiです。

最近よく思います。どうしてアマチュアカメラマンがあんなに人を惹きつける写真を撮れるんだろうか、自分にも撮れるのかな、どうやったら撮れるのかなと。

山の写真を見ていると、私が惹きつけられる写真は、似たような構図を取っているものがあることに気がつきます。手前に花を置いて真ん中に山を置き、後景に山の頂上を持っていきます。そして空を少し入れて視線を逃がしている写真です。そんな写真の構図が多い気がします。

この写真でいうと、チングルマを手前に置き、山を真ん中に置き、空に抜けていくような構図です。これは私が撮った写真なのでこの写真の100倍くらい良い構図の写真を想像してください。

構図の勉強も兼ねて「絵を見る技術」を読む

西洋絵画が好きで企画展などがあるとよく見にいくのですが、なぜ惹きつけられるのかよくわかっていませんでした。色合いが好きということはもちろんありますが、写真と同じで、よい構図のものに惹きつけられていることに気がつきました。

この本では、そんな西洋絵画を通して構図を学ぶことができます。

主題と目線の誘導

絵画の中には当然ですが主役となるモノがあります。その絵でもっとも主役となる主題は、よーく観察すると、コントラストの差で周囲より明るくなっていたり、他の人物の目線などがそちらに向いています。目線以外にも人の腕や体が主題を指していることが多いです。

写真を撮るときに何を主題にするか。手前の花にするか、又は人物にするか、いや山にするか。

普段はあまり気にせず撮っていました。

主題を意識して、主題に誘導するように副題や他のものを置く。

なかなか難しいですが、コントラストなどを意識して撮っていきたいです。

少しだけ、どのような写真かを自分なりに解釈してみました。私の撮った花の写真を例にとります。

花を主題とし、左から差す光とのコントラストを利用しました。ただ主題自体が弱いかなと思います。マスターするまでの道のりは長く険しそうです。

名画の裏に構図あり。良い写真の裏にも構図あり

名画に隠された十字線と対角線。人はきちんと並んでいるとか、大きさが揃えてあるなど、規則正しいものを見ると安心しますね。十字線と対角線は、画面をちょうど二分割します。

十字線と対角線。あまり意識したことがありませんでした。ただ自分でよいなと思った写真はよく見ると十字線の構図をとっていることがありました。

下記の写真はまさにそうでした。

加えて主題に向かって手前から視線の誘導があります。本ではモナリザなどが例に上がっていました。

「三分の一の法則」と「ラバットメントパターン」

「三分の一の法則」は長方形を上下左右に三分の一に分ける線で区切ったものです。

その位置に主題などを配置するとまとまりのあるものになります。

青で囲んだ山の頂上が三分の一の位置にあります。また、体格となる青い線と山の斜面が重なっています。

ラバットメントパターンの線とは長方形の短編を正方形とするものです。

はい。よくわからにですね。下の写真でいうと長方形の左の短編を一辺とする黄色の正方形をなす黄色の線です。この場合は人物をもう少し右に寄せるとよかったかもしれないです。

三分割の構図は意識していましたが、ラバットメントパターンは知らなかったので意識できていませんでした。

まとめ

面白い本でした。絵画が好きで写真が好きな人は絶対に面白く読めます。

写真を撮るときにしっかりと意識していずれ無意識に撮れるようになりたいと思います。

感覚で撮ることも大切ですが、せっかくなら良い写真をとりたいのでしばらくは構図を意識して撮りたいと思います。

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