2018年の7月の3連休の初日と二日目に爺ヶ岳と鹿島槍に行ってきました。
この3連休はそれまでの土日がずっと雨で、やっと晴れた久しぶりの休日です。そしてこの日は新月です。星空を撮る為に重たい三脚も持っていくことにします。
これはテント場で撮った星空です。
目次
計画
鹿島槍へは、まず種池山荘を経由し爺ヶ岳まで登ります。そして爺ヶ岳から冷池山荘を目指します。1日目は冷池山荘にテントを張り、鹿島槍には2日目にテントを置いて目指します。
爺ヶ岳の登山口に駐車場がありますがそこには停めれなかったので、黒部立山アルペンルートの扇沢駅に車を停め、そこから歩いていきます。駐車場から登山口へは15分程度です。
爺ヶ岳へ向け出発
登山口で登山届けを出して、いざ出発です。
登山口にいた係の人に
”今日はテント場が混むかもしれないよ”
と言われました。
テントが張れるか不安なのでさっさと登ることにします。確かに登り始めるとわかりました。多くの登山者がいます。いつもそうなのですが、テント装備を持っているだろう人を見かけると不安になってきます 笑
柏原新道は所々にベンチがあり、向かって左側の展望は開けていて飽きずに歩くことができました。
ただ、ケルンまでの最初の1時間30分は展望が開けておらず、蒸し暑かったので汗をダラダラ書きながら登ることになりました。汗がやばいです。しかし高度を上げていくと景色がさらによくなっていきます。奥に見えるのは針ノ木岳でしょうか。あそこにも今度行ってみたいです。
種池山荘に着く頃には爺ヶ岳への稜線がはっきり見えます。種池山荘でトイレを済まし、ささっと出発です。
振り返ると種池山荘が見えます。向こう側には立山連峰が見えますね。綺麗で歩いていて楽しいです。そして強い日差しはあるのですが、爽やかな風が吹いて気持ちがいいです。爺ヶ岳は南峰、中峰、北峰があります。全部ピークを踏んでいきます。
爺ヶ岳から急いで冷池山荘へ
今日、目指す冷池山荘も見えてきました。後ろに鹿島槍も見えます。かっこよくてテンションが上がります。
が、ここであることに気がつきました。山荘にあるテント場を目を凝らして見てみると
既にテントが沢山張られています。
まだ11時前なのに。
テントを張れないということは絶対に避けたいです。なので爺ヶ岳は帰りに寄ることにして、巻き道で急いで冷池山荘へ向かいます。
テント持ってきているのに張れるないとか嫌すぎます。
冷池山荘のテント場
息を切らしながら、出来るだけ急ぎます。テント装備を持って歩いている人がちらほらといるのが余計に不安にさせます。
そうこうしているうちにテント場に着きました。ここのテント場は山荘から5分程登った箇所にあります。トイレに行くのと、ビールを買いに行くのが辛かったです。
12時に着いた時のテント場は既にこの状態です。
こんなにも混んでいるテント場は初めてです。必死で空いているスペースを探します。幸いにも緑のテントのハンサムなお兄さんが自分のテントを少しずらしてスペースを空けてくれたので、そこに張ることができました。感動、感謝です。
無事にテントを張れたので、ビールを飲みながら目の前にある剣岳や爺ヶ岳、鹿島槍を愛でます。ここのテント場は山荘まで遠いのが難点ですが、景色が圧倒的に良いです。
夜のテント場
日の入りを見てから一度ひと眠りし、0時に起きて星を撮ります。予定通り0時に起きて、テントの外に出てびっくりです。一面に星空が広がっています。早速、三脚を使って星を撮ります。
いつも思いますが、登山道で一眼レフを持っている方を多く見かけるのですが星を撮っている人はそんなに多くないのが不思議です。私くらいの写真なら簡単に撮れるのに。
鹿島槍ヶ岳へ出発
翌日は日の出を歩きながら見るということで4時に出発です。登山をすると常に寝不足になりますね。
朝起きて、ご飯を食べていると徐々に周りが明るくなってきます。
まずは布引山へ向けて出発
鹿島槍の手前にある布引山をまずは目指します。テント場からは1時間20分のCTです。登っているとどんどん空が明るくなっていきます。周りの山々が赤く焼けていきます。
朝はちょっと寒かったですが、歩いていると暖かくなりますね。布引山に着く頃にはフリースを脱いでいました。
布引山から見える手前のピークが今回の目的の鹿島槍ヶ岳です。奥が北峰になります。
鹿島槍ヶ岳
布引山からは50分で鹿島槍です。やはり朝が一番山が綺麗に見えますね。
景色を堪能して登っているとあっという間に山頂に着きました。山頂から見る北峰への道のりは厳しそうで、行きたかったですが今回はやめておきました。しかし、三連休ということもあり結構な人がキレット超えをするようです。凄いですね。次は私も行きたいです。
忘れがちな山頂の看板をこの時は写真にちゃんとおさめています。
下山時の出会い
山頂を30分程堪能して下山しました。テントを回収して、行きに寄れなかった爺ヶ岳のピークを踏みます。
なんとその爺ヶ岳のピーク手前で、雷鳥に出会えました。なかなか出会えないので嬉しかったです。
まとめ
鹿島槍へは爺ヶ岳の稜線を歩きます。そこの稜線がただただ気持ちよかったです。テント場からは立山連峰、爺ヶ岳が見えるロケーションです。テント場から山荘までちょっと遠いのが難点ですが、そこを考慮しても良いテント場でした。鹿島槍から見る五竜、白馬ももちろんいいです。次は八峰キレットに行きたいです。
次の週に行った五竜に比べたら鎖場もなく登山道は歩きやすかったです。
鹿島槍ヶ岳の駐車場情報
柏原新道の登山口には駐車場がありますが、早い時間に埋まりそうです。私は6時半に着きましたが、既に満車だったため扇沢駅の駐車場に停めました。
ただ、7月の三連休は天気も良く扇沢の駐車場もギリギリ停められた状態でした。
天気によると思いますが、7月の連休は夏山のシーズンインの時期と重なっているようで凄い人でした。